電通の景気がわるいそうで

詳しくは四半期報告書を見て貰うとして…

標語は世につれ、世は標語につれ、と申します。いや、今思いついたんだけどさ。

電通と言えば「鬼十則」。以前で引き合いに出されて、プログラマーやデザイナーとかには合わない標語だな、と思った覚えが有ります。電通の景気が悪い今、鬼十則の逆をやればうまくいくのでは、と思って考えて見た。

参考までにまずは、電通鬼十則から(Wikipediaより引用)

電通鬼十則

  1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
  2. 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
  3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
  4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
  5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
  6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
  7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
  8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
  9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
  10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。

さて、上記との逆、反十則、とでも名付けましょうか

反十則

  1. 君は必要とされていない所に面倒やコストを発生させようと言うのか、それは大きな無駄である。
  2. 仕事とは必要とされてこそ意味があるのだ。決して当てずっぽうに行ってよいものでは無い。
  3. 小さな仕事からこつこつやれ、大きな仕事ばかり望めば社会の成り立ちを知らぬ人間となる。
  4. 簡単な仕事から積み上げろ、その積み重ねこそ大きな仕事、難しい仕事の完遂につながるのだ。
  5. 不要と思われたら即座に切り捨てよ、世の中に必要とされないものは死んでいるも同然だ。
  6. 周囲と協調せよ、周囲と共に豊かになれ。もし君が周囲を引きづり回して富や名声を得たならば、周囲に引きづり回されて失うだろう。
  7. 計画を持つな、長期の計画通り行くことはまず無い。周囲の状況に柔軟に対応してこそ工夫が生まれ忍耐が身につく。そして本当に有用なものを作り出せるのだ。
  8. 自信を持つな。自信が有るが故に君は傲慢なのだ。自信から生まれるものは、迫力にしても粘りにしても裏付けのない薄っぺらなものだ。自信が無ければこそ、自信への乾きを潤すがように新しいものごとに貪欲になれるのだ。
  9. 頭は常に余力を残せ。必要な時に必ず全回転できるようにせよ。問題発生時に対応し損ねる事が有ってはならぬ。サービスとはそのようなものだ。
  10. 摩擦を怖れよ。摩擦は社会のロス、君の知識や努力、そして仲間の努力までもが失われる。摩擦を恐れなければ君は天涯孤独になる。

さてどうでしょう?ま、名言っぽく書くと説得力が増すって事ですかね。近々、ちゃんと電通鬼十則の本でも読んでみます。

そうそう、裏十則ってのもあるそうですよ。こちらは社内から社内に向けた皮肉です。

裏十則(nozomu.net – 吉田望事務所 -)

無理矢理まとめますとね、電通鬼十則が生まれた時代、ものを作る仕事が主要産業で「良いものを作れば幸せになれるんだ」と、良いものを一生懸命につくっていた。そういう時代だからこそ、もの作りとは違った視点で考えられた電通鬼十則が輝き、そして電通が躍進したのではないでしょうか。

今は広告やメディアが大きくなり,社会の動向を担うまでになった。お金持ちになる為のロールモデル、というのもやはり広告やメディア内に存在するように見られているでしょう。それが故に、お金持ちになろうとして広告やメディアの立ち位置から物を見、考えている人も多い。そのように、広告やメディア側から見た考え方も広まった。

多くの人が同じように考え方をするようになったが為に、当初は尖った考えだった電通鬼十則が今となっては一般的な考えとなり、輝きを失ってしまったのかもしれない。

だからこそ、電通鬼十則と全く逆の視点で動けば目新しいことが出来る、尖ったことが出来るんだ、という考えは平凡でしょうか?